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会計業界のこれからと、求職者の皆様へ伝えたいこと

脅威をチャンスに

私たち税理士・会計事務所業界は、大きな脅威にさらされていると考えています。
クラウド会計や生成AIの進化をはじめとするテクノロジーの進化は、従来の会計人にとって代わりつつあります。
競合は、同業だけではありません。これらのテクノロジーや、それを用いた商品・サービスを提供するあらゆる業種がそうであると考えられます。
私たちは、そのような時代に生き残れるのか、業界全体としてそのような問いに直面していると考えています。 
 

脅威に対する私たちの態度

その脅威に対して、私たちは何ができるのか。
「クラウド会計」という一つの脅威に対して、私たちは10年前に経験済みです。
萩口が「クラウド会計」を自社の経理に導入した時、これは便利だ、時代は絶対にこっちに進むと感じました。
であれば、私たちは脅威に怯えているのではなく、それを誰よりも早く理解し、活用し、利用するという立場をとることで「クラウド会計と友達」になることができました。
その結果、私たちは関東で一番最初にクラウド会計を50社に導入した会計事務所となりました。

脅威に対する私たちの態度は、脅威を早く認識し、その脅威を理解し、活用することです。
それにより、脅威と友達になることができると考えています。
今まで人間がやっていたことをテクノロジーがやってくれるのであれば、
人間がやれていなかったことをテクノロジーがやってくれるのであれば、
大いにやっていただきましょうということです。

そして、あくまで私たちはそれを利用し、活用し、お客様に提供する。
そうすればより効率的で、より付加価値の高い仕事をお客様に提供できるようになるでしょう。

私たちは2024年の秋から、継続的に「CHATGPT」研修を受け、業務に活用しています。
ダーウィンの進化論じゃないですが、これからも変わらずに、変わり続けていきます。
 
 

求職者の皆様に伝えたいこと

前述のように、私たちの業界の前にはそのような脅威が存在しており、はっきり言うと、淘汰される会計事務所も少なくないと見ています。

まずは、

これからの時代に生き残れる会計事務所かどうか

をよくよく検討すべきです。
面接時に、これからの時代の会計事務所業界をどう見ているか。
それに対してどのように対処しているか、具体的な行動を聞いてみるべきです。
皆さまのキャリアや人生を預ける就職先として、この船に乗って出航しても大丈夫なのかと。

そして、もう一つ忘れがちなのは、

その事務所で、会計人として生き残れるスキルを自分がつけられるのか

も大切な視点です。
大きな事務所に就職すれば大丈夫だろう、そういう方もいらっしゃるでしょうけど、大きな会社の歯車として、一部の業務を専業でやらされる。会計事務所は生き残っても、会計人としてのあなたには、どんなスキルが身についているのでしょうか。

生成AIが進展した時に、不要になってしまう仕事しか任せてもらえないのなら、大きな事務所は生き残っても、あなたが生き残れる保証はないでしょう。
これからの時代にも必要とされるスキルを、その事務所で自分が身に付けられるのか、面接でみるべきです。

私たちは、一人一人のキャリアを大切にしています。
会計事務所としてどう生き残るのか、一人一人の会計人がどのように生き残れるスキルを身につけられるのか、是非、面接で皆様にお話ししたいです。

私たちは、魂を込めて、事務所の生き残りと、共に働く仲間のキャリアを考え続けています。
 

そして、未経験の方もどうか臆せず飛び込んできてください。

これからの時代に必要とされる「会計人」としてのスキルは、学び続ける姿勢と、変化を前向きに捉えられる心にこそ宿ります

私たちは、経験よりも意志を見ています。
一歩を踏み出そうとしているあなたを、私たちは本気で歓迎します。